こんにちは、院長の栗木安弘です。
今週から横浜で糖尿病学会が開催されます。
そういうわけで、今回は糖尿病です。
通常、血液中のブドウ糖の量が多くなり、血糖値が上がるとインスリンというホルモンが分泌され、ブドウ糖が細胞内に取り込まれ、血糖値が下がります。
一般の方は効き慣れないかもしれませんが、インスリン抵抗性とは、インスリンは出ていますが、ブドウ糖を取り込む細胞でのインスリンの効きが悪いため、ブドウ糖が細胞に入らないことで、血糖値がなかなか下がらず、さらに多くのインスリンが分泌されている状態です。そのため、インスリンが過剰分泌になっている状態というわけです。
糖尿病医は血糖値が下がりにくいという理由で血糖降下剤を処方しますが、血糖降下剤の一部はインスリンを無理やり分泌させるはたらきがあるため、飲み続けると、いずれ膵臓が疲弊してインスリン分泌がなくなり、本当の糖尿病となります。
インスリンホルモンは別名『中性脂肪合成ホルモン』とよばれます。
インスリンホルモンが出れば出るほど肥満・内臓脂肪蓄積が進行します。
さらに増悪すれば消化器がんの発生のリスクも高まります
インスリン抵抗性を改善するには、インスリンをできるだけ分泌させないようにすることがポイントとなります。つまり血糖値が上昇しやすい精製された糖質を控えること、食後の運動などが必要です。
こんにちは、院長の栗木安弘です。
たまには皮膚疾患のことも書かないと勉強になりません。
今回は皮膚科でよくみるヘルペスです。
これらの疾患をチョー簡単に説明しますと、ヘルペスは、大きく分けて帯状疱疹と単純ヘルペスに分けられます。
帯状疱疹:水痘ウイルスの再活性化による感染
単純ヘルペス:単純ヘルペスウイルスによる感染、再活性化
というわけです。
これらは加齢、旅行に行った、日光に当たったなど、体の免疫力が低下すると発症します。
以前何かの雑誌で読んだことがありますが、コレステロールを下げる薬(スタチン系)を飲んでいる人は帯状疱疹に罹りやすいと書かれていました。
スタチン系はコレステロール作りにくくするのと同時に、抗酸化成分であるコエンザイムQ10の産生も抑制します。
コエンザイムQ10も酸化を抑えますので、コエンザイムQ10が減少すれば抗酸化力が低下します。
つまり活性酸素に対抗する力が弱くなることで、ヘルペスが発症するというわけです。
活性酸素は、スカベンジャーの項目でも申し上げましたが、紫外線、アルコール、喫煙、糖質過剰、ストレス、激しい運動、薬剤等で発生します。鉄やビタミンC、Eをはじめとする栄養素によって活性酸素に対抗する力を高めることでヘルペスが予防できるというものです。
こんにちは、院長の栗木安弘です。
人がもっとも大好きなものでしょう。
携帯電話、パソコン、自動車、テレビ、家電製品など私たちの暮らしを楽にさせてくれるものばかりです。
こういった商品は価格が安ければ多くの人は飛びつきます。
ボタン一つでいろんな情報が手に入る
誰とでも連絡ができる
早く目的地につける
仕事が楽に早くできる
お手軽にいつでもどこでもほしいものが手に入る
薬にしてもそうです。わざわざ生活習慣や食生活を変えなくても、即効性のある薬を飲み続けてさえおれば、症状がでない、病気にならない、予防できるかもしれません。しかも、最近では同じ成分で値段の安いジェネリックに切り替える傾向も強くなっています。
世の中、便利さ安さを追求し、出来るだけ時間をかけずに早く結果を出すことがよいとされています。
しかし、どうでしょう?その分リスクもあり、失うものも大きいかもしれません。
少しお金はかかるかもしれませんが、たまには遠回りをし、手間暇かけて、じっくり努力することで、得られる結果や感動も大きいと思います。サプリメントを使った栄養療法もそんな治療です。
こんにちは、院長の栗木安弘です。
最近、妊婦さんで、体のかゆみを訴えて受診された患者さんがおられました。
教科書的には妊娠に伴う皮膚掻痒症ですが、予想通り血液検査では重篤の鉄欠乏性貧血がありました。
鉄やタンパク質の重要性を説明すると、プロテインとヘム鉄を購入されました。
妊娠すると、鉄が不足します。それは出産が近づくにつれ、鉄の需要もさらに高まります。
鉄が不足すれば、体のかゆみだけではなく、重篤な場合、コラーゲンの形成が不十分となり、胎児の心臓に穴が空いたり、早産の原因となってきます。(早産は、赤ちゃんがこれ以上お腹にいても栄養がもらえないと判断するために起こります)
妊婦さんのかゆみは、実は赤ちゃんがお母さんに「鉄が少ないよぉ」とメッセージを送っているのかもしれません。外用剤で無理やりかゆみを抑えることも必要ですが、もっと体の内側に注目すべきです。このことは糖尿病やがんなど、妊娠以外の疾患にも当てはまります。
こんにちは、院長の栗木安弘です。
水虫、湿疹、かぶれ、フケ症、ニキビといった皮膚の病気は、内臓疾患と違って、あまり命に関わらない疾患が多いため、やはり内科、外科に比べて一般に軽視されている傾向は致したかないところもあります。
治療に関しても、塗り薬を中心としたお手軽な安い治療を希望される方がほとんどです。
命に関わる疾患が少ない皮膚の病気ですが、
目に見える(人に見られる)ということ
かゆみという不快な症状が強いこと
治療は、塗り薬を使うために手間がかかる
ということから、人目が気になる、かゆみで仕事が手につかない、塗り薬が塗れないなど、皮膚の病気があることは精神面や日常社会生活に多大な影響を及ぼします。
そういった意味で、皮膚の病気を治すこと、皮膚をきれいにすることは、その人の性格や生き方、社会生活をハッピーなものに変えることとができます。
このことは医療だけでなく、どのような仕事にも当てはまります。
「仕事とは、その人の人生を変えるきっかけを作ってあげること」だとテレビで誰かが言っていました。
たしかにその通りです。